「CB250R」は実際どう?(オーナーレビュー)

その他

私は2024年にCB250Rを中古で購入し、そろそろ2年を迎えようとしています。残念ながら、2024年8月に生産中止が発表されましたが、洗練されたスタイルを持つこのバイクの購入を検討している人も多いのではないでしょうか。

そこで、中古購入者である私の視点から、約2年間愛用して感じた正直なメリットとデメリットを徹底解説します。

こんな方にオススメ
  • CB250Rを購入することを考えている方
  • CB250Rではないが、250cc以下の軽めのネイキッドバイクの購入を検討している方

~この記事を読む前に~
私はCB250Rが大好きですが、逆に言うとそのバイアスがかかった内容となっています。その点、何卒ご了承ください🙏

「CB250R」の基本スペック

参照元:ホンダ公式HP(2020年)

前述の通り、すでに生産終了していますがスペックは以下の通りです。
(※2024年8月生産終了時点の最終モデルのスペックを参照)

■車名・型式:ホンダ・8BK-MC52
■総排気量:249cm3
■全長:2,020mm
■全幅:805mm
■全高:1,045mm
■シート高:795mm
■車両重量:144kg
■メーカー希望小売価格(税込):¥564,300
■燃料消費率:45km/L(60km/h定地燃費値)

特徴は何といっても車体の軽さ取り回しの良さ燃費が良いのも嬉しいポイント。

「CB250R」はこんな人にオススメ

後述でメリデメを述べますが、主にこんな人にオススメです↓

  • 😍 一目ぼれした人
    • バイクは理屈ではなく、感情で選ぶものです。「見た目がイケメンで惚れた」「女性視点だとネオレトロな見た目が可愛いと感じた」など、とにかくデザインが刺さったなら、このバイクは裏切りません。試乗して乗って惚れた方も、ぜひ。
  • 🔰 初めてのバイク購入者
    • 軽くて扱いやすく、万が一の立ちごけのリスクも軽減できます。電子制御ABSも搭載され、初めてのバイクに求められる安心感があります。
  • 💰 費用を抑えたい方
    • 高い燃費性能に加えて、車検のない250ccクラスであり、中古車であればさらに初期費用を抑えられます。
  • 🏙 街乗りメインの方
    • 車体が軽い分の加速はありますが、馬力不足を感じることが多いので、街乗りメインがオススメです。高速に乗る機会が少なければ、ツーリングとしての用途にも十分です◎

「CB250R」のメリット

  1. 外観「スタイリッシュさ」
  2. 最軽量級の「軽さ」
  3. 経済的な「燃費の良さ」
  4. 他の人との「被りにくさ」

1. 外観「スタイリッシュさ」

少しカスタマイズした我がCB250R

丸目の単眼ヘッドライトに、シュッと切り上がったテール。都会的で洗練されたデザインは、購入から2年経った今も全く飽きません。そのルックスは、同クラスのバイクと比べても頭一つ抜けていると感じます。

あと外観とは少しずれますが、エンジン音がめちゃくちゃ刺さりました

2. 最軽量級の「軽さ」

CB250Rは重量144kgと他のミドルクラスバイクと比較しても圧倒的に軽いです(※年式による)。

軽さによるベネフィットは以下の二点。

  • 取り回しが良い:信号待ちや駐車時の不安が少なく、女性や初心者でも非常に扱いやすいです。
  • ワインディングの楽しさ:ヒラヒラと車体を倒し込める軽快感は、スポーツ走行を心から楽しませてくれます。「道志みち」とかめちゃ楽しいです!

3. 経済的な「燃費の良さ」

これは乗ってからより感じたのですが、燃費が良いです。

ホンダ公式が発表している燃費は「燃料消費率:45km/L(60km/h定地燃費値)」。
(参照元:https://www.honda.co.jp/CB250R/spec/

私の実測値でも約37~38km/Lを維持できており、比較的コスパは良いと感じます。
(荷物を積んでキャンプに行くことが多いため、公式よりも低くなっているのかと🤔)

▼燃費比較
・Rebel 250:約28~30km/L
・CBR250RR:約29km/L
・CL250:約33~35km/L

タンク容量が10Lで、少し小さめではあるのですが、燃費が良いので航続距離が短いことは無いかなと感じます(個人的に、タンク容量が大きい方が見た目のインパクトがあって好き笑)。

備考

燃費の良さとは少しずれますが、250cc以下のメリットは「車検が不要であること」とも言われます。ですが、どのみち定期点検に出した方が良いので、筆者は大きなメリットだとは思っていません。250cc以下でも、定期的に点検を受けることをオススメしますー!

4. 他の人との「被りにくさ」

乗り始めて思ったのですが、「被らないこと」は地味に大事だったりします。

RebelやCBR250RRなど、他の人気車種と比べると、街中で見かける頻度は低めです。個性的なバイクを選びたいという人には、この「被らなさ」も大きなメリットかと思います。

Rebelが年間約1.3万台と言われているので、Rebelの約1/5ほどの希少性ですかね🤔

参考

CB250Rの正式な生産台数は発表されていないと思いますが、Webike+さんの記事によれば2020年時点で「年間2,225台」と予想されています。
2020年もっとも人気だったバイクはこれだ!販売台数ランキングTOP10【250cc以下前編】

ちなみに、2018年の発表当初の販売計画台数(国内・年間)が4,600台」だったようです。
軽二輪ネイキッドロードスポーツモデル「CB250R」を発売

「CB250R」のデメリット

メリットと表裏一体ではありますが、個人的に感じるデメリットを記載します。

1. 軽さゆえの「高速・風に対する弱さ」

メリットである軽さが、高速道路ではデメリットになります。

  • 風の影響:重心が高いこともあり横風をモロに受け、車体が振られやすいです。
  • 軽すぎる:直進安定性が犠牲になるため、長時間の高速巡航は体力的にしんどいと感じる場合があります。

筆者も時々高速に乗りますが、高い橋の上で突風が吹くとマジで吹き飛んでタヒんでしまうかと…

2. 物足りない「馬力」

街中では十分ですが、加速感やパワーを求める人にとっては、物足りなさを感じると思います。特に高速や追い越し時など、馬力不足を感じる瞬間はありますね…

3. 最小限の「積載量」

基本的に標準での積載量はほぼゼロです。テールが短く、シートも小さいため、リアバッグなどを取り付ける際は工夫が必要です。

ただ、2泊3日くらいであれば、色々つければ何とかなります。個人的にリアキャリアを搭載したくない派閥ですが、現在は搭載しています。

いずれカスタムについても記事を書ければと思います~

プチ旅行&キャンプしに行ったときの我がCB250R(パンパン)

4. 賛否両論の「見た目」

テールの短さマフラーの形状は、個人の好みが分かれる部分です。

画像参照元:こちら
  • アンバランスに見える点:車高の高さに対し、テールが短すぎるため、人によっては「お尻が足りていない」と感じることがあります。特に身長が高い人が乗ると、少しアンバランスに見えてしまうかもしれません。
  • マフラー:もともとコンパクトな見た目なので、太目のマフラーが好みでない、というパターンも多いようです。
  • フェンダー:ノーマルのリアフェンダーは大きく、デザインの統一感を損なっていると感じる人が多く、カスタムの定番になっています。

筆者も割と感じている点です🤔 私の場合はリアキャリアをつけてパッと見大きく見せています笑(根本的な解決ではないが…)

リアキャリアを装着するとフェンダーが少し隠れてそこまで気にならなくなりますが、いずれ私もカスタムする予定です!

その他

足つき

CB250Rは795mmとシート高が他車種と比べて少し高め。巷でも、足つきの悪さを指摘されていると思います。

私は身長175cm、標準体型気味なので、足裏まで何とかつきます

他サイトのレビューを見ると、「175cm以下の場合踵が浮きやすくなる」との記載もありましたので、購入者の範囲は狭まりそうですね💦

靴底の厚さや、脚の長さにもよるところですので、こればかりは一度足つきを試乗して試してみてください~!

参考

ホンダ公式に身長別の足つき画像があるので、ご参考になさってください→ こちら

シートの硬さ

シートの硬さも足つきと同様に指摘されるPointですが、私はほぼ気になりません。というのも、どうせ途中休憩を挟むからです。

私の場合、1~1時間半経過ごとに休憩をとるようにしていますが、その範囲なら「いてぇな~」と思う機会はほぼありません。

地味に困る「シフトインジケーター」無し

今でこそ慣れてしまいましたが、初心者にとって「シフトインジケーター」はあるとめちゃくちゃ安心。そう考えています(ですよね笑?)。

2022年式以前の年式ではギアシフトインジケーターが標準装備されていません

私が購入したタイミングでは2022年式の中古車が出回っておらず泣く泣く断念しました…

【総評】一目ぼれしたら、買い

私が最終的にCB250Rを選んだ決め手は、以下の3点でした。

CB250Rを選んだ理由

  1. 一目ぼれした「ネオスポーツカフェ」スタイル
    • ホンダが提唱するネオスポーツカフェに完璧にハマりました。最新の装備を持ちながらも、どこか懐かしい丸目の単眼ヘッドライトとネイキッドの組み合わせが、私にとって完璧なイケメンでした。
  2. 都市型ライダーとしての制約(予算)
    • 私が利用できる駐輪場が、大型バイクなどを置くには少し窮屈という問題がありました。そのため、CB250Rくらいのコンパクトな車体を求めていました。
  3. 軽快な操作性を求めた
    • 単眼ネイキッドで探す中で、CB250Rが持つクラス最軽量級の車重が、街乗りやワインディングを楽しむ上で最高の武器になると直感しました。


CB250Rは、確かに高速性能や積載量に難がある「不器用なイケメン」と思います。

しかし、その圧倒的なデザインクラス最軽量の扱いやすさ、そして優秀な燃費性能は、街乗りや日帰りツーリングをメインとするライダーにとって、ちょうど良い一台です✨

カスタムで補いながら、このバイクとの生活を心から楽しんでください~

素敵なバイクライフを🏍️

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