電熱インナーグローブで冬ツーリングは粘れる?氷点下の限界と費用

電熱インナーグローブで冬ツーリングは粘れる?ひと冬使った検証レビュー。氷点下での敗北と結局かかった費用の実録。 その他

「グリップヒーターって、高いし取り付けも面倒そう…」
「安い電熱グローブを中に仕込めば、冬も乗り切れるのでは?」

正直、私もそう思っていました。

そして2026年の年始。元日ごろの朝のツーリングがあまりに寒くて、途中の2りんかんに駆け込み、電熱インナーグローブを買いました。そのままグリップヒーターは付けずに、ひと冬粘ってみた記録です。先に結果を書きます。

  • 5〜10℃なら、まあ暖かい
  • 5℃前後で寒くなり、1℃以下は耐えられなかった
  • 予備バッテリーを買い足して、結局1万円ほどかかった。グリップヒーター本体が買える金額でした😂
悲しい犬
悲しい犬

安く済ませるつもりだったのに…

試した条件はこちらです。自分の走り方に近いかどうか、見比べてみてください。

バイク250ccのネイキッド(ナックルガードなし)
時期2026年の年始。特に寒かったのは元日ごろの朝
走った場所山梨・静岡の冬。山中湖の近くまで
使った回数5〜6回
気温の測り方道路の気温表示と、スマホの天気

なお、グリップヒーターはまだ使ったことがありません。 この記事は「どっちが暖かいか」の比較ではなく、電熱インナーグローブで粘ねばった人の記録です。

【結論】電熱インナーグローブで冬は粘れる。ただし1℃以下は無理

気温ごとの体感を、先に表にまとめます。

気温体感場面
5〜10℃まあ暖かい(指先は冷たい)山間部に入る前の下道。8℃なら「中」で足りた
5℃前後寒い「強」でも、高速では5分ほどで辛い
1℃以下耐えられない山中湖の近く。着けている意味を感じなかった

2026年始めに山中湖に行ったら、寒すぎてタヒにかけた😂

山梨県と静岡県の県境、三国峠付近の雪道をバイク(CB250R)で進むキャラクター「ねりすけ」のコミックエッセイ。背中に大きなキャンプ道具を積み、予期せぬ大雪に焦りながらも、富士山のマジックアワーに間に合わせようと必死に進む様子。夕焼けの空と雪道のコントラストの中、涙目になりながらも「もう行くしかない」と決意するユーモラスな一コマ。
2026.1.3 山梨県 三国峠
パノラマ台を目指し、気温ほぼ0℃の中を移動

5℃を下回らない日帰りツーリングなら、電熱インナーグローブで粘れます。逆に、氷点下に近い場所まで走るなら、これだけでは足りませんでした。

もう1つ、暖かさとは別の問題がありました。電熱インナーグローブは、冬用グローブの「中」に着けます。私の場合は3枚重ねになり、手がパンパンで操作しづらいんです。クラッチは握れますが、握力をかなり使います。

なので私は、この冬はグリップヒーターを試してみるつもりです。「買ったほうがいいですよ」という話ではなく、5〜6回使ってみてそう思った、という記録として読んでください🙏

【実録】私が使った「3枚重ね」の中身

手に着けていたのは、次の3枚です。素肌側から順に紹介します。

1枚目:薄手のインナー

一番下に着ける、薄手のインナーグローブです。裏起毛で、これ自体に電熱の機能はありません。

電熱グローブの下にもう1枚着けた理由は単純で、「暖かいに越したことはない」からです笑

これは、季節関係なく常に持ってて良いです◎
嵩張らないので、常に持ち歩いてます!

ただし、スマホ操作には向いていない…

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2枚目:電熱インナー

実は、最初から計画して買ったわけではありません。その日があまりに寒くて、走っている途中、国道246号沿いの2りんかん(神奈川あたり)に寄って買いました。

電熱インナーグローブ。左右を並べた写真です。
ブログ主
ブログ主

「もう無理、何か暖かい物を…」という気分😭

ペン博士
ペン博士

完全に現地調達

セットの中身は、グローブ本体、7.4V・2,200mAhのバッテリーが2個、ACアダプターです。手首にファスナー付きのポケットがあり、そこにバッテリーを入れて使います。

電熱インナーグローブ。電源ケーブルのアップです。

値段について、正直に書いておきます。

  • 私が買ったとき:5,000〜6,000円くらい(記憶です。セールだったのかも…?)
  • 今の通販価格:11,880円(※2026年10月3日時点)

なぜここまで違うのかは、分かっていません…

これから買う方は、今の値段で判断してください!

※Amazonだと販売されていなさそうです
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3枚目:冬用グローブ

一番外側の冬用グローブ。ブラックのLサイズを使っています。

冬用グローブ。キルティングの袖口が写っています。

もともとは、このグローブ1枚だけで冬を粘っていました。それでは寒かったので、中に電熱インナーグローブを足した、という流れです。

冬用グローブ。袖口の内側のフリースが写っています。
もふもふで温かい~

1つ先に言っておくと、このグローブはもともと硬めです。単体でも操作しやすいとは言えません。これが後半の「操作性」の話につながります。

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電熱インナーグローブは何度まで暖かい?気温ごとの体感

ここがこの記事の本題です。気温は、道路の気温表示とスマホで確認しました。体感なので個人差はありますが、目安にはなるかなと!

【5℃ 〜 10℃】まだ暖かい

山間部に入る前の下道で、気温が5℃を切らないうちは「まあ暖かい」と感じました。

設定は、基本「中」か「強」です。8℃くらいなら「中」、5℃くらいまで下がったら「強」に上げる、という使い方をしていました。

ただ、元日ごろの朝は10℃もありません。5〜6℃が当たり前だったので、ほとんど「強」のままでした。

1つ正直に書いておくと、指先は冷たいままでした。手の甲や手のひらは暖かいのに、指先までは届かない感覚です。「まあ暖かい」は、あくまで手全体としての話です。

【5℃前後】高速は辛い

田貫湖の木製デッキに置いた、ケトルとガスバーナーとコーヒー。奥に富士山が見える
2026.01.01 静岡県 – 田貫湖
(ここまで来るの、激寒でした😂)

5℃前後になると、「強」にしていても寒さを感じはじめます。特に高速道路は別物でした。

乗って5分ほどで、もう辛いです。走行風をずっと受けるので、同じ気温でも下道とはまったく違います。ナックルガードのないネイキッドなので、風は手にそのまま当たります。

【1℃以下】ほぼ効かない

山中湖に近づくと気温は1℃、山中湖では−1℃でした。ここまで下がると、電熱インナーグローブを着けていても耐えられませんでした。

リニューアルした山中湖パノラマ台に停車するバイク(CB250R)と夕暮れの富士山[2026-01-03 撮影]。
2026.01.03 山梨県 – 山中湖パノラマ台
(ここまで来るの、激々寒々でした💢)

感覚としては「ほぼ効かない」です。グローブは発熱しているはずなのに、外が寒すぎて負けてしまう。正直、「もう着けている意味がないな」と思いました。年始の、ほぼ0℃の中を走るのは、さすがにしんどかったです…

バイク以外で検討している方へ
この記事は、走行風を受け続けるバイクでの結果です。通勤や屋外作業など、風を受けない使い方では条件が違うので、気温の目安はそのまま当てはまりません。次の「バッテリー」と「費用」の話は、用途を問わず参考になると思います!

電熱グローブのバッテリーは何時間持つ?

暖かさと同じくらい気になったのが、バッテリーです。


強設定での持ち時間

私の記憶では、一番強い設定で3〜4時間ほどで切れました。日帰りツーリングには足りません。

なお、メーカーの公称値は次のとおりです。

設定温度の目安持続時間
強(赤)約60℃約2.5時間
中(白)約50℃約3.5時間
弱(青)約40℃約6時間

私の記憶は公称より長いので、強で使うなら「2.5時間」のほうを目安にしてください。


残量表示

バッテリーの残量が分かりません。あとどのくらい持つのか、目安が立てられないんです。

充電したつもりが、できていなかった日もありました。充電が特別早いわけでもありません。


充電方法

充電は、コンセントに挿すACアダプター式です。USBではありません。

つまり、モバイルバッテリーからは充電できません。出先のお店で充電するのも、ほぼ無理です。切れたらそこで終わり、です😇


予備バッテリー

付属のバッテリーだけでは持たなかったので、予備を買い足しました。Amazonで買った、7.4V・5,000mAhの2個セット(4,999円)です。付属の2,200mAhの、約2.3倍の容量になります。

買い足した予備バッテリー。7.4V・5,000mAhの2個セット
こんな感じのやつです。今はAmazonなどで取り扱っていないみたい🤔

付属と同じ大きさの物にしなかったのは、同じ容量だと持ちが良くないからです。

ただし、大きくした分の弱点もありました。手首のポケットに入れるのが面倒です。入ることは入りますが、付属のバッテリーのようにスッとは入りません。

私が買った商品は、今は在庫切れで、再入荷の予定もないようです(※2026年10月3日時点)。なので、商品そのものは紹介できません。探す場合は、次の3点を確かめてください。

  • PSEマークが本体にあるか(私の手元の物には付いています)
  • 電圧が7.4Vか
  • プラグが外径3.5mm・内径1.4mmか

トータル費用

かかった費用をまとめます。

私の場合今、同じ物を買うと
電熱インナーグローブ5,000〜6,000円約12,000円
予備バッテリー4,999円約5,000円
合計約10,000〜11,000円約17,000円

「グリップヒーターより安く済ませよう」と思って始めたのに、結局1万円ほどかかりました。今の値段で同じ物をそろえると、もっとかかります。

3枚重ねの操作性とサイズ感

先ほど書いたとおり、外側の冬用グローブがもともと硬めです。そこにインナーを2枚入れるので、グローブの中がパンパンになります。

とある師匠
とある師匠

パンパンやな

クラッチレバーは、握れることは握れます。ただ、握力をかなり使うので、疲れます。

着けたり外したりも、だるいです。インナーを2枚着けた手はパンパンなので、外側の冬用グローブがなかなか入りません。 休憩のたびに3枚を外して、また3枚を着け直すことになります。

サイズについては、私の組み合わせは次のとおりです。

  • 1枚目(RSタイチ):M
  • 2枚目(電熱):L
  • 3枚目(ラフ&ロード):L

つまり、Lサイズの冬用グローブの中に、同じLサイズの電熱インナーグローブを入れています。そこにもう1枚インナーが加わるので、きつくなるわけです。

良かった点・悪かった点

5〜6回使ってみての感想をまとめます。

良かった点

  • 5〜10℃なら、まあ暖かい
  • バイクに配線しなくていい
  • 今のグローブの中に足すだけで使える

悪かった点

  • 1℃以下では耐えられない
  • 3枚重ねで手がパンパンになる
  • 強だと数時間でバッテリーが切れる
  • 残量が分からない
  • 出先で充電できない
  • 着脱がだるい。外側のグローブが入りにくい
  • 予備バッテリー込みだと1万円ほどかかる

グリップヒーターは必要?私は次に試してみます

ここまで書いてきたとおり、電熱インナーグローブで冬を粘ることはできました。ただ、3枚重ねの操作しづらさと、バッテリーの心配がずっと付いてきます。

なので、この冬はグリップヒーターを試してみるつもりです。

まだ使っていないので、「グリップヒーターなら暖かい」とは言えません。 付けても寒い、という可能性もあります。それも含めて、試したらまた記事にします!

気づいたのは、本体の値段が、私が電熱インナーグローブにかけた金額とほぼ同じだということです。車体の12V電源につなぐタイプなので、取り付けの手間や工賃は別にかかります。それでも「最初からこっちにしておけば…」とは、少し思いました笑

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まとめ

電熱インナーグローブで冬を粘ってみた結果です。

  • 5℃を下回らない日帰りなら、粘れる
  • 1℃以下まで走るなら、これだけでは足りない
  • 予備バッテリー込みで1万円ほど。グリップヒーター本体と変わらない金額になった

「まず安く試したい」「バイクに配線したくない」という方には、選択肢になると思います。一方で、真冬の山まで走る方や、操作のしやすさを優先したい方は、最初からグリップヒーターを検討してもいいかもしれません。

私はこの冬、グリップヒーターを試します~🏍️

~以上~

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